2010/06/28

この世は二人組ではできあがらない

 人はひとりで完全だ。だからベターハーフなんて探していない。価値はひとりの人間に十分にある。
「自分の存在のために誰かが必要」という考えでは生き続けられないだろう。アンドロギュヌスが半分に割れて、現在の人間が生まれたなんて、嘘だ。
 人と人とは、関係がない。誰も、誰かから必要とされていない。必要性がないのに、その人がそこにいるだけで嬉しくなってしまうのが、愛なのではないか。
 遠くにいるときは心穏やかに「頑張れ」と思うもの。特に理由もなく「相手のために何かできないかしら」と考えてしまうものだ。

この世は二人組ではできあがらないこの世は二人組ではできあがらない
(2010/02/24)
山崎 ナオコーラ

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1978年生まれの話。
ロストジェネレーションと命名された世代。
教育の中で男女の区別をされたことがないし、勉強さえすれば自分で将来を選べると教えられた世代。
就職難を味わい、多くの人が学生生活の後、組織に組み込まれない大人になった世代。
フリーターでも暮らせるような、甘い時代に生まれた世代、だということで、
S様を思い出しながら読んだ。だからかおもしろかった。
一人でも完全であるというようなところを引用したけれど、
結論じゃなくて、ほかにあるのです。

2010/06/26

強運の持ち主

強運の持ち主 (文春文庫)強運の持ち主 (文春文庫)
(2009/05/08)
瀬尾 まいこ

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インチキ占い師の話かと思ったら、そんなにインチキでもないあたりが、商品っぽい本だなーと思ってしまって、わたしはそういう、気を使ったもの読みたくない。
そう思いながら、昨日今日は久しぶりに気を使った文章を書く仕事を一日中やっていた。腰が痛い。慣れないと書くスピードは落ちるみたい。

海辺のカフカ (下)

「いろんなことは君のせいじゃない。僕のせいでもない。予言のせいでもないし、呪いのせいでもない。構造主義のせいでもないし、第三次産業改革のせいでもない。僕らがみんな滅び、失われていくのは、世界の仕組みそのものが滅びと喪失の上に成り立っているからだ。僕らの存在はその原理の影絵のようなものに過ぎない。風は吹く。荒れ狂う強い風があり、心地よいそよ風がある。でもすべての風邪はいつか失われて消えていく。風は物体ではない。それは空気の移動の総称にすいない。君は耳を澄ます。君はそのメタファーを理解する。」

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)海辺のカフカ (下) (新潮文庫)
(2005/02/28)
村上 春樹

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色々わからないことがあったけど、そのすべてがわからないまま終わちゃった。
「図書館」とか「風」とか「美少女」とか、
部分部分が別の作品と重なる。

2010/06/24

柴犬の引退

サ☆さんが「疲れちゃった?」って笑っていた。
疲れたー
何しているわけでもないのにと自分の行いを振り返っては疲れて悲しい気持ちになる。
隣のS君は今日もまじめに勤務。でも珍しく怒っていた。
溜まるよねーと思って愚痴の押収。

今夜もドラマが最終回だった。
木曜22時の暗いドラマ。
「みんな荷物背負ってるけどなんとか生きてるじゃない?」
「うん、一人じゃないって思うと元気になるね」
って言って大団円。めでたし。
夏のドラマが始まるのね!

2010/06/21


夏の時期は苦手で、早くも参ってしまった。

自分の胃のあたりを触って生き物だーと思いながら出勤。
仕事は責了解間近で忙しい月曜。

芸術家とは、冗長性を回避する資格を持つ人々のことだ

という文章を読んで「はぁ?」って思った。
意味わかりそうだけれど、感心できない言葉というのを覚えてしまう。

花金


先週の花金は、今月ティノさんがボーナスだったので、
そのお金でS様とオーガニック食べ放題に行きました。
食べずにおしゃべりしていたら、時間です、と言われました。

帰り、改札を通ろうとしつつ、立ち話してしまったら、
改札のシャッターが下りた、写真→

今日の『海辺のカフカ』の早口言葉は、
ヒツジ年の執事は手術の必需品だ。

2010/06/16

羊をめぐる冒険(下)

電車で「なぞい」の連発をきいた。
おそらく「謎い」である。

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)
(2004/11/16)
村上 春樹

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下巻も読めた『羊をめぐる冒険』。
「(略)つまり私のような人間のことだ。」
 もぐもぐ。
「私は体内に羊が入ってからずっとそういった(略)」

というところがおかしかった。
大学時代に課題で読まされた『風の歌を聴け』の鼠さんたちの話なもので、
結末には結構驚いた。
そして『1Q84』に引き続き、なんだこれは?この人は知っているのか知らないのか?と疑問に思いながら読んだ。
羊、羊が中に入って、抜けていく、そういう感覚はとても身近である。

グレープジュースがいっぱい並んで売られていたから、
1.5Lひとつ買ってみたのが、飲むたびにすっぱい。

2010/06/13

HIV

HIVについて、いつも最新の情報をチェックしているというわけにはいかない。

これみて数の多さにショックだったのと、薬と治療法の進歩について感心した。





「誰もが恋をすることによって、自分自身の欠けた一部を探しているものだからさ。だから恋をしている相手について考えると、多少の差こそあれ、いつも哀しい気持ちになる。ずっと昔に失われてしまった懐かしい部屋に足を踏み入れたような気持ちになる。当然のことだ。そういう気持ちは君が発明したわけじゃない。だから特許の申請なんかはしないほうがいいよ」
―海辺のカフカ

2010/06/12

Short Shorts Film Festival & Asia 2010

金曜、退社後、
Yぺと早めに落ち合い、原宿のsnob's heart cafeでかわいいものを食べて話す。
会うのは4回目。
ろくに話したことがないけど、
やっぱりこの人好きだなーと思った。
(笑顔で話さない人が好きです!)


苺フルーツサンド300円。チャイラテ400円。

その後、合コンや仕事でお世話になった人が監督の短い映画が公開されるということで、さらにもう一人友と落ち合い表参道ヒルズ、Short Shorts Film Festival & Asia 2010へ。

複数の監督の短い作品が次々上映される形式。
お目当ての青虫監督の作品は後半のアニメーション。
一緒に行っていた友達は途中で吹き出して、涙を流して笑っていた。
静かで芸術的な作品ではあるものの、笑ってしまったら最後、わたしもラストから2枚目のコマ?で吹き出した。
舞台挨拶も楽しかった。

↓プログラム1作品目。自分は特別だって誰もが思っていきているらしい。

合コン_6月


代々木公園公園で合コン。
11人も集まった。
代々木公園は初めて。うさぎがうじゃうじゃ。
二次会では、民家のような飲み屋で家庭料理とハイボール飲んで笑った笑った。

スカートで行ったら、
「がんばったね!」と褒められた。
「見違えたよー」とも言われた。
その時が一番いい気持ちだった。

それと、AKO君に近況きかれて、
「サンシャイン牧場しかやってないよ」ってこたえたら、
「しょうがないよ、おもしろいもん」って笑顔で言われて、
ほわーんとなった。
(畑の順位は、修君を今月中には抜く。)
何年か前から地元の忘年会で会うけれどAKO君はおもしろい。

2010/06/05

友達という鏡



テレビでまた見たら、ミランダとキャリーの友情に涙が。
そしてやっぱり最後のキャー!!で涙が。

セックス・アンド・ザ・シティ2楽しみだなぁ。