2013/06/16

人生のちょっとした煩い

女たちは子供たちの数を数え、偉そうに振る舞う。まるで自分が生命を発明したんだと言わんばかりに。しかし男たちは世間で身を立てなくてはならない。男たちは幸福なんぞにうつつを抜かしている暇はないのだ。
 一カ月以上読んでいる本、進まず。
ジャズダンスの日、ずいぶん早めについてしまって、この本を読んでいたら「人生の楽しみを味わいつくしてやろう」というような言葉もあって、ダンスしていても楽しかった。
板橋区で一人、生クリームたっぷりのプルーツパンケーキを食べた時もこの本を読んでいた。
若い奥さんをもらってしまった男がその妻について、「彼女は未来に対して、常に心優しい言葉を持っている」と記していたのも印象的だった。
読みにくくて長く鞄に入れてしまっていたから、振り返ると生活の色んな場面で、その本やなかの言葉がかかわっているということもあるんだな。

人生のちょっとした煩い (文春文庫)人生のちょっとした煩い (文春文庫)
(2009/06/10)
グレイス ペイリー

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