今日の夜は、昨日に比べて随分寒い、と思いました。
どうでしょう。
「ああ、寒いね」
「冬が動きだしたね」
「うん」
「歌っていい?」
「ふ、ゆが、は、じまるよ~♪」
「!!
いつ『歌っていい』なんて言った?」
「?」
「『歌っていい』って、言いましたか。
おれ、許した?
『歌っていい?』って、きいたんだけど」
「・・・」
という、この相変わらず圧迫感のある会話が
わたしは嬉しかった。
また同じ店で夕飯を食べながら、
「さっき何歌おうとしたの?」
「同じ歌」
ってきけたし、
とにかく、してやったり。
今日も、色々争ったし、叩かれたし、
人には言えないようなこともされたような気がしなくもないけど、
平和で、幸せな一日でした-。
彼は絵がうまいんですが、
わたしをみて、よくさらさらっと似顔絵をかくんですね。
見たことはないんですが、
彼曰く、「似すぎていて、こんな、ひどい絵、見せられない」と言って、誰にも見せずにシュレッターにかけるんです。
今日も、髪を切ったわたしを前に
「かわいいですねー」などと心ない言葉を吐きながら、
似顔絵をかき、「これはひどい」と一人で笑っていました。
そうしたら、トップの方や同僚の先輩が「見せなさいよ」と迫ってきて、
「これは、ひどい絵なんで・・・リアルで」と焦っていました。
わたしには、「見られたら死んじゃう」とまで言っていました。
「誰に殺されるの?」
「あなたのお母さんとかお父さん?」
「見せてよ」
といって、今回は数分間、職場で肉弾戦。
まわりは「やらせておこうか」「まだ戦ってるの?」「長いよ」
などと言いつつ、放っておく感じでした。
結局、紙はもみくちゃにされ、最後彼がビリビリに細かくやぶいて
THE END.
ばかだ。
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