2010/04/04

印刷所

印刷所がどこが好き、どこの営業さんが好き、という話題で盛り上がって、
最近の人気は、三美の千葉さんですね。
風呂敷にゲラ包んで、
ほかの会社の営業さんとは違う時間に、
カウンターの所に現れて、
「アクツさん」と尻下がりで呼ぶ。

今日は土曜出勤日で、印刷所は来なくてとても静かで参った。
(電話もないからタイピングの音がよく聞こえるくらい)
ファクシミリで「これを最優先で仕上げてほしい」と長野印刷さん送ってみたら、
しばらくたって、「今日休みだったんだけど、ちょっと寄ってみたら、これ届いていたんですけど、ちょっとファックスだと欠けているんですよ。今日Mをそちらに行かせますから、原稿渡してください」という電話が来た。無視してくれていいって言ったのに。
数時間たって、仕事をがんばってくれる印刷所の方のことを思ってジーンとした。
ぶっきらぼうで訛っていて、たまに元気がなく、メールの文面が丁寧でさ、
笑いもせず、怒りもせず、やってやりましょうという意気込みも見せず、
ゲラにするのが早くて、その出来も美しい。
これは宮澤賢治の描いた理想の人間ではないかと思った。

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