1人がのどをつまらせて、残りは9人
兵隊さんが9人、夜更かししたら、
1人が寝ぼうして、残りは8人
兵隊さんが8人、デヴォンを旅したら、
1人がそこに住むって言って、残りは7人
兵隊さんが7人、まき割りしたら、
1人が自分を真っ二つに割って、残りは6人
兵隊さんが6人、蜂の巣を悪戯したら、
1人が蜂に刺されて、残りは5人
兵隊さんが5人、法律を志したら、
1人が大法官府に入って、残りは4人
兵隊さんが4人、海に出かけたら、
1人が燻製の鰊に飲まれて、残りは3人
兵隊さんが3人、動物園を歩いたら、
1人が大きなクマに抱きしめられて、残りは2人
兵隊さんが2人、日当に座ったら、
1人が焼け焦げになって、残りは1人
兵隊さんが1人、あとに残されたら、
自分で首をくくって、そして、誰もいなくなった
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (2010/11/10) アガサ・クリスティー 商品詳細を見る |
「1人、あとに残されたら、
自分で首をくくって、そして、誰もいなくなった」
というのをまず読んで、
ライオンは子どもを谷底に突き落とす、
ウサギは寂しいと死んじゃうとかいうように、
ヒトは一人になると自殺するのか
としっくりきて、なんだか感動しました。
この本のことでいうと、
この歌の最後の一人には2パターンあって、一般的には「首をくくって」じゃないらしい。
それを知らなくても面白かったけど、2パターンあるというのが周知の地域にいたらもっと面白かったんじゃないかしら。
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