「宇津木、生きていたらいろいろあるよ。でもね、何年か経ったらどんなことでも大したことじゃなかったって分かるから。人間はさ、そうやって毎回自分に裏切られながら生きていくしかないんだよ」
ほかならぬ人へ (2009/10/27) 白石 一文 商品詳細を見る |
2つの話が収録されていて、1つめがよくわからなかったから、2つめどうしようかと思っていたけれど、2つめはまだわかった。きっと、自分は、女性の視点のものしか娯楽的に受け付けないと確認。歳をとったと確認。
どっちの話にも、忘れられない人、切れない人、どうしても好きな人という存在が強くあって、やめてくれよと思った。
黒木という男が「結婚なんてものは、とりあえず、いまの自分で○と思ってるときにするもんだ。 俺や、あの女みたいに何かを変えようとか、違う人間 になろうとか思ってしちまうとろくなことはない」 という。しかししかし。
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