2011/06/20

100キロ終わり


数か月前から練習してきた、100キロウォーク大会、行ってきました。
17日、北海道入り。工場見学。前夜祭。
18日、午前5:50分ホテルロビー集合。スタート地点。大会スタート。
19日、午後13時30分着。
100キロ完歩できました。
歩き終わって電車で眠るたびに脚ががくがくなりましたが、
噂にきく筋肉痛も特になく、翌日も体に異常はなく。
でも駅まで歩くのは嫌だし駅から会社まで歩くのも嫌で
自転車で通勤しました。

100キロは30時間もらえれば、それほど大変なものではありませんでした。
でも、リタイヤ前提で歩いていました。
自分より速く歩いている人とすれ違うと、その人の顔がつらそうなのと、
とにかく長くてゴールへの道のりが考えられないのと、
眠くて歩いているとぐらっとくるのと、足が痛いのと。

それに、リタイヤはチェックポイントに限定されていて、
そのチェックポイントは約10キロ間隔で設けられていたため、次の10キロまで行けるかどうかの判断がリタイヤするかどうかの判断だったわけです。
歩きだしの10キロなら、余裕といえるところだけれど、70キロ歩いてあと10キロ、ということろで、どうしようかと思いました。
73キロのチェックポイントで
「歩いていると眠ってしまうんですよ」と顔見知りのサポーターの人(前日の工場見学でおしゃべりした。)に言ったら「目を見開いてください」と笑顔で言われました。
「次のチェックポイントまで間に合わないかもしれない」と相談すると、
(チェックポイントの開設にも時間制限があり、わたしはギリギリだった)
携帯番号を教えてくれて、「どこでリタイアしても何とかします」と言ってくれたのです。
この人のおかげで歩きだすことができました。
でも日本一長い直線道路の復路を歩いてくる人とすれ違い、その人たちがストックを引きずりながら苦しそうに歩いているのを見て、次でリタイヤだ、と思いました。

歩いていると、静岡からきているというおじさんにあい、
「もう、残す20キロ。ここまで来たら何も考えずに時間が経つのを待てばいいから」という話に、次からのチェックポイントではリタイアはない、と確信。
そのおじさんが震災後、すぐに東北入りして活動してきたこと等の話をききながら次のチェックポイントにたどりつきました。

残りの20キロ。曇っていた空がいきなりの晴天。
(前日はどしゃぶりにあって雨がずっと降っていたのにー。)
「しろくまのきもち」を首に巻き、
ひえぴたをおでこや腕に貼り、
ビオレさらさらシートで体をふきつつ、何か口に入れたら歯を磨き、コンビニが見えたらトイレには行き、こまめに靴下を脱いで汗をかかないようにしました。

足の裏が一番痛くて、
これは練習の時からなんだけれど、今回もそれが一番でした。
あとはリュックの重さで肩が痛いくらい。
(腰と腿と、足の水膨れ・まめ・ちまめというのは全然平気だった。
 チェックポイントで水膨れを潰している人がいた。悲鳴が聞こえてきた時ぞっとしました。まめを処理する「まめ係」もいた。)

歩き続けて残り5キロがすごく長く感じました。
ゴールまで遠回りして橋を渡るコースに不満を言いながら、拍手に包まれてゴールしました。
休む時間は少ししかないから一瞬温泉につかって乾かして駅・空港へ出発。
空気の悪い100キロの仲間たちと一緒に夕飯を食べて、飛行機で東京へ。
恵比寿着。帰りのバスが終わっていて、駅から自宅まで痛いくらいに重い荷物を持って歩いて帰りました。
タクシーを何度も拾おうとしたけれど、ここで負けるかと思って体に謝りながら歩きました。

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