2013/10/02

冥土めぐり

冥土めぐり冥土めぐり
(2012/07/07)
鹿島田 真希

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今日は朝から市ヶ谷で健康診断、
お昼には出社して新聞の1面を組んで主任に渡し、雑務をしてから早退、
広尾の婦人科で、がん検診の結果受け取り。
すきますきまに、『冥土めぐり』を読み、読了。

市ヶ谷の会場では3年目で初めて、本社の同僚と出くわした。本を読んでいたら、「それ面白い?」「はい面白いと思います」。あとは会話できなかった。朝が弱いから。
血圧は上が90だった。体重は昨年より2㌔増え、身長は160ちょっとのまま。体重が。

広尾の病院は、デッキ材とガラスでできた建物で、階段や廊下に立つと青空が見渡せる。待合室には赤いハーブティが置いてあって、外国人も男性も雑誌に載っているちょっとした有名人もいる。
でも今日は男性はいなくて、廊下の椅子に一人腰かけてこの本を読んでいた。
女の話だったから、うってつけだわと思った。

人間の肉体というものは、冒涜された程度ではきっと穢れないのだ、と思う。
「99の接吻」

という文章が、小説からはみ出しているように思えた。
わたし自身が穢れを怖がっている人間だからかもしれないけれど。

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