2008/09/16

殺人



4人の主婦がバラバラ事件を起こす話。

読めばバラバラにする理由も納得いく、というような文言に誘われ読んだ。

でも、そういう展開の話ではなかった。

1人が亭主を殺し、パートの主婦仲間の1人に相談し、

相談された側が死体を家に持って帰ってバラバラにして処分するしかないと思うというところから始まる。

人がうまい具合に絡み合っていくのはおもしろかった。

読んでいて、何度も身震いした。

人を殺すことよりも、その方法や、その処理のほうがおそろしいと感じたからなんですが。

OUT 上  講談社文庫 き 32-3OUT 上 講談社文庫 き 32-3
(2002/06)
桐野 夏生

商品詳細を見る





0 件のコメント:

コメントを投稿