2010/03/28

神保町2週目

今週は平日&土、会社が終わった後、校正の仕事をしに、神保町へ。
そのため、サンシャイン牧場で普段はだいたい50取れるメリノが44収穫ということになっていました。
毎日1冊ずつみましたが、印刷所の作業の荒さに驚きながらやりました。
今の会社で雑誌をやっていた時は、
担当の印刷所に対して
「初校が遅い!」とか「トレスできないだ?」「切り抜きは時間がかかるからできないだ?」
と文句を言っていましたが、話は伝わったし(その上で断られた)、優秀だったのかも、と思いました。
今やっている教科書のゲラは、前のページとフォントが全部かわっていることも珍しくなく、
フォントの違いなんてもういいんじゃないか、読めればいいんじゃないか、と思うようになってきては、いや子どもたちが使うものだから…と気持ちを新たにし、でも時間的にこれは諦めようと赤字を消して「イキママ」と書いてみたりの繰り返し。
付箋を立ててと言われているけれど、毎日、再校でも、だいた全ページに赤字があるので、途中から立てるのをやめる、といった具合です。
帰る時にまとめて疑問点や不安な点を担当者の方たちにぶつけに行くと、みんな黙ってしまって言葉が出ないようでした。「おかしいって思うんだから、おかしいんだよね…」と悲しんでいました。
校正って、人が喜ぶ顔をみることはないという点でも報われない仕事なんだろうと思いました。

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