ルーガ

ものごとに真剣になると息がとまるよ、息などできないよ、だから息をしないよ。それが母の口癖だった。

ルーガ (2005/11/01) 小池 昌代 商品詳細を見る

小池昌代の小説は全部読んだけれど、
言葉に隙がないのは詩人だから？
また、
何かに夢中になって肉体が滅びるという展開が多い、
今まで読むたびに、話のどこかで死に至る入口があるのかと疑問に思っていたが、
最初から死に至ることになっているんじゃないか、と思った。当たり前か。