2008/02/17

先生



今日知った、あと1回で、塾退職。

今日は高3のクラスは1人になっていた。

その子も第一志望に受かって、

もう来なくてもいいのに、来ているというだけで、

実質受験シーズンは終わった。

初めて雑談の多い授業をしてしまった。

八王子ともお別れかと、帰り道はしんみりした。

中1のクラスは、女の子だけで枕詞と枕草子の勉強をした。

野口さんという子のことをなぜか山口さんと呼び、意地になって授業の最後まで呼び続けたらこちらを睨んでいた。

中学生のときも高校生のときも、「ロボットみたい」と言われることがあった。

ロボットが書くであろう字を書いていたからだろうか。

中3のとき、新学期早々週番になって

全部書き終わって、週番日誌の記入者氏名欄に書いては、消し、書いては消し、

定規を使って書きはじめたところに、6組の先生がきて、

「曲がったことが嫌いなんですか」と言った。

笑って「そんなんじゃないです」とこたえた。

噛み切れないイカをずっと口のなかに入れておけず

放送禁止用語としてかき消された言葉が何であるかきけない

わたしにとって消した跡が残る自分の紙類は、嫌悪の対象だった。

一回で定規のように書けたらいいのにと思っていたんだなぁ。

先生の声がけはうれしかった。

その先生が先週学校の3Fから飛び降りて死んだらしい。

わたしはその先生から英語の文法を習った。

黒板にかかれたBe動詞は手で、主語と述語を結んでいた。

のんちゃんの担任の先生だった。

のんちゃんに電話したら、絶句していた。

「誰かがあとを追わなきゃいいと思う」という彼女の思考回路に驚いた。

先生をやっていくのがつらい世の中になったもんだ。

わたしの好きだった先生たちも、つらい思いをしているのかな。

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