2010/02/03

雪、太宰治

3日、夜から雪。
刺身の盛り合わせを買う。
このマグロの色がよいですよとすすめられるが、ほたてがあるのがよくて断る、だが、嬉しかった。
帰り道、外套の下ではっきり見える雪の粉を撮りたいと思うけれど、粉は見えず。


S姉に、太宰治の「女生徒」をすすめたのをきっかけに、
自分も読み始める。
朝の私は一ばん醜い。両方の脚が、くたくたに疲れて、そうして、もう、何もしたくない。熟睡していないせいかしら。朝は健康だなんて、あれは嘘。朝は灰色。いつもいつも同じ。一ばん虚無だ。朝の寝床の中で、私はいつも厭世的だ。いやになる。いろいろ醜い後悔ばっかり、いちどに、どっとかたまって胸をふさぎ、身悶えしちゃう。

とか。
S姉が身悶えしちゃうに反応。
「ふざけてますよね?」と言うけれど、大学時代これを読んで笑っている人はいなかった。
正確に言うと「女生徒」はやっていないが。

今日は、「桜桃」を読んだ。これも可笑しな文章だった。
太宰の自殺遍歴を調べた。
大学時代から、つまずいては自殺し、女と恋をしては心中していること、
これは高3の時、太宰治の人生をテエマとしましたGT先生の講演をききに行った時に知ったことだったけれど…ファニイな人生、可笑しな方、あのときより魅力的に感じた。
おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか? もう、ふたたびお目にかかりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿