はじめての太宰治―太宰治の名言、愛した女性、そして生き方を完全ガイド (2009/10) 知的発見!探検隊 商品詳細を見る |
出勤したら机の上に『はじめての太宰治』がおいてあった。
太宰が恋に落ちた女性が1ページずつ写真付きで解説されてあり、
中でも富栄(心中が成功した相手)の美しさが際立っていた。
死へ死へと向かいながら、
小説を作るというのは、どういったことだったんだろう。
力はどこから湧いてきたのだろう。
犬の年齢の数え方に納得がゆかんと大声で訴えている人を見た。
寿命と人間との兼ね合いだと言われていた。
高校時代の担任教師が、花を生けていたので、花はすぐ枯れてしまうから飾るだけ無駄ではないかと言ったことがある。
人もすぐ死にますよと言われた。
その教師と、金閣寺(鹿苑寺)を一緒に見たとき、金閣寺は一度燃やされたけれど建てなおされたときいた。わたしはなぜそんなことをとするのか、燃えたのだからしょうがないではないかと不快だった。
しかし教師は、そうは思わないと言っていた。
彼女のような均衡のとれた大人になりたいなあ、と思っていたら、
あらもう当時の彼女の年齢を越している。
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