育ちのよい娘さんが生首を預かって「ポポイ」と名付けて交流を図る話。
これには、
秋が夏を滅ぼした時、霧の中を歩いてくる灰色の二つの影は誰かという話
など、季節に比喩がお決まりになっているかなと思うくらい、2つがセットで出てきました。
そのたび、季節の比喩っていいなぁと思いました。
ほかに、ひだまりという言葉が、感じで「日溜まり」と表記されていたことで、
初めて、水たまりのとひだまりの「たまり」が同じ「溜まる」ことだとわかり、
嬉しかったです。
そしてこのように、使い慣れた言葉の漢字変換を知って、喜んでいた小学生の自分と、一緒に「おお!」と言っていた友達のことを思い出して、いい気持ちになりました。
ポポイ (新潮文庫) (1991/04) 倉橋 由美子 商品詳細を見る |
0 件のコメント:
コメントを投稿