生きてるだけで、愛 (2006/07/28) 本谷 有希子 商品詳細を見る |
ブレーカーが落ちるたびにキレる女の失恋と愛の話。
2回、電車の中でどうしようもなく笑いがとまらなくて困った。
読みやすい文章ではなかったけれど、
生々しかったし、勢いあって、鬱の人間の大変さがよくわかる話だった。
色んなタイプの鬱があるんだなぁ。
葛飾北斎の『富嶽三十六景』。
これでもデザインの専門学校に通っていたこともあったから、なんとなく気になってチャンネルを変えずに観ていたら教科書なんかで一番よく見かける「虚空に爪を突き立てるような荒々しい波が富士山を背景にザッパーン!」ってあの画が現代科学でいろいろと検証され始めて、最終的に五千分の一秒のシャッタースピードで撮った写真が画の構図と寸分違わなくて奇跡! という結果が出たのだ。この話をベースに、彼女は愛を語る。
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