2013/11/11

愛、アムール

愛、アムール [DVD]愛、アムール [DVD]
(2013/09/06)
ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ 他

商品詳細を見る

筋トレしながら、「愛、アムール」をみました。
何ともいえない気持ちになりました。
みている時は、そのままただ見ているだけだったけど、
終わってしまったら、なんだかすごくちゃんとした作品をみてしまったと思いました。
静かで、説明もなくて、たまにフランス映画だということを思い出させてくれるような、しゃれていて、冷たく聞こえるのに心をむき出しにしているような内容の言葉が出てきて、はっとして、また長く重苦しい日常があって、静かで、それが急に終わるという。
急に終わった瞬間は、戸惑い、「ああ」と最初の奥さんが亡くなっているシーンを思い出しました。

物語
「今夜の君は、きれいだったよ」
夫は妻に、いつものように語りかけた。
夫ジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティ二ャン)と妻アンヌ(エマニュエル・リヴァ)。パリ都心部の風 格あるアパルトマンに暮らす彼らは、ともに音楽家の老夫妻。その日、ふたりはアンヌの愛弟子のピアニスト、アレクサンドル(アレクサンドル・タロー)の演 奏会へ赴き、満ちたりた一夜を過ごしたのだった。
翌日、いつものように朝食を摂っている最中、アンヌに小さな異変が起こる。突然、人形のように動きを止 めた彼女の症状は、病による発作であることが判明。手術を受けるも失敗に終わり、アンヌの体は不自由に。医者嫌いの彼女が発した「二度と病院に戻さない で」との切なる願いを聞き入れ、車椅子生活となった妻と、夫は自宅でともに暮らすことを決意する。
当初、時間は穏やかに過ぎていった。誇りを失わず、これまで通りの暮らし方を毅然と貫くアンヌ。それを支えるジョルジュ。離れて暮らす一人娘のエヴァ(イザベル・ユペール)も、階下に住む管理人夫妻も、そんな彼らの在り方を尊重し、敬意をもって見守る。
思い通りにならない体に苦悩し、ときに「もう終わりにしたい」と漏らすアンヌ。励ますジョルジュ。ある日、夫にアルバムを持ってこさせたアンヌは、過ぎた日々を愛おしむようにページをめくり、一葉一葉の写真に見入る。
アンヌの病状は確実に悪化し、心身は徐々に常の状態から遠ざかっていった。母の変化に動揺を深めるエヴァ。それでも、ジョルジュは献身的に世話を続けた。しかし、看護師に加えて雇ったヘルパーに心ない仕打ちを受けたふたりは、次第に家族からも世の中からも孤立していく。
ついにふたりきりになったジョルジュとアンヌ。終末の翳りが忍び寄る部屋で、夫はうつろな意識の妻に向かって、懐かしい日々の思い出を語り出す――。

(HPから)

0 件のコメント:

コメントを投稿