2010/10/09

新聞特集号終わり

木曜の朝~3時頃が忙しさのピークだった。
もう校了だっていう時間にまでファックスで訂正を送ってくる記者がいて、それをまじめに直す向かいの席のKさん、という図が何回も続き、
部長(新部長は仕事大好きでユーモラスな女性)にもファックスで組み直し命令。前のデザインに戻して、という内容にとんでもない忙しさに。今の組みの形、面白くていいじゃん!と思っていたから「何それ!!」と思う。
部長、「前のに戻すっていうのが一番いやだ」と嘆きながらもテキパキと直す。
階を移し、DTPのプロの隣に座って、口頭で指示を出す。
プロの手つきの滑らかなこと。そして一部の指示なのに紙面の組みの流れを一瞬でわかって組んでくれる。
バタバタと校了。普段は「校了」と大きくゲラに書くのに、
特集号は赤ペンで「OK」と殴り書く。
この状況にいらっとしまして、部長と記者Tに「こんな時間に訂正のファックスなんておかしいでしょう! 改行訂正だけのファックスなんておかしいでしょう」。
「おかしいよ!」と部長。でも、とりあえずは終わったから終わりっぽい。
まじめなKさんは「うん」とだけ。切なかった。
何人かの同僚で「明日がある」を歌う。明日があるのが嫌だという。
部長しみじみと、「新聞の面白いところは、どんなにバタバタしても、何があっても、その日におりるってことなんですよ」。

金曜。今日は全国の記者が集まって会議をする日だから、訂正のファックスもなく、平和裏に進む。わたしと部長だけは、厄介な面を担当し、最後までバタつく。
でも、終わった。
次の日付の組みに取り掛からず、「たちあい」に。
たちあいとは、刷るのを見ながら、ちょこちょこっと1部かすめては色のかすれや紙のずれ、皺などがないかをチェックすること。
面白かった。
地下。寒いし、至る所に機会があり、稼働の音で会話はしづらい。手はふさがっていたり汚れていることが多いからか、基本自動ドア。DTPの人も、営業の人も、わたしたちも、刷る人たちもみんなで大量に出てくる新聞を一部かすめてはチェックしている光景がよかった。

本社の大きな会議の後は、立食パーティ。
緊張しておなかが痛くなる。
たちあいの分、仕事がずれ込み、途中参加になるし、憂鬱。
行ったら、全員ビール飲みながらビンゴゲームしていた。社長が1枚くれたから、やっていたら、2番目にビンゴ。コップに小銭で入った4千円もらい、それを持ちながら全員に挨拶、「よろしくお願いします」。
怒ってばかりの嫌われ者の社長に、呼ばれていると言われていくと、記者Oが君のことが好きなんやと、とキューピッド的ご発言。
記者Oを呼び、3人で対談。よく分からない。
女性の先輩方には、社内の男はやめておけと何度も言われている。
どうしましょう?
酔っ払って、夜道、部長に「明日はもうありませんよ!」。
「そうだよ! やったねー!!」と手と手を取り合って喜んだ。

やっと終わった忙しさ。当分は燃え尽きて、休息予定。
そういえば、わたしの担当した面が社長にも、ほかの記者にも評判悪かった。
残念。

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