2009/01/16

コイケさん



感光生活感光生活
(2004/06)
小池 昌代

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この本は短編集で、「コイケさん」や「小池さん」が「私」としてたくさん出てきます。

短編の種類は様々。

エッセイのようなものや、ちょっとしたラブストーリー、

不気味な話もあります。

小池せんせに不気味な話は、ぴったりだと思います。

この本では、『タタド』の片鱗は見えていますが、まだまだという感じで、

それは「官能的」という言葉が2回目に出てきた時にそう思いました。

タタド』では、「官能」という言葉を使わずに、官能的な表現ともいえない言葉で官能的な小説を作っていて、すごいーと思ったもので。

あとは、題材として校正が出てきたり、

校正者がたびたび登場したりするような本なのに、

「トーイツ」がされていなかったのが、よくないと思いました。

小池先生はそれでいいのでしょうか。




感光生活/小池昌代




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