切羽へ (2008/05) 井上 荒野 商品詳細を見る |
せっぱつまるの切羽だから、せっぱと読むと思っていたよ
せっぱは、これ以上はいきつけない・・・というもので、人に惹かれて、結婚生活を捨てるのかという後にはひけない状況にどんどん行ってしまうというような想像をして読んだら、違った
「トンネルを掘っていくいちばん先を、切羽と言うとよ。トンネルが繋がってしまえば、切羽はなくなってしまうとばってん、彫り続けている間は、いつも、いちばん先が切羽」井上荒野は二冊目。どちらも夫と妻の話で、ゆっくり時が流れる。そのゆっくりさが忌々しい。
ノリピーは、江國香織の本は、どれも夫にめろめろな妻が描かれているとちょっとうんざりしていたけど、井上荒野の書き方のほうがよりうんざりだと思うよ
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