山手線人身事故でいつもと違う駅に降りた。
まっすぐ走ったらいつもの桜並木にぶつかった。
朝の桜もきれいだった。
地下に古い雑誌を探しに行ったら、隣の席の人がいた。
「こんなとこで会うとは思わなかったー」
「ここ、好きなんですよね」
先日憂鬱に絶えられず会社を早退したわたしに
佐☆さんが
「あれからどうですか」と声をかけてくれた。
A「わたしの気持ち、誰もわかってくれない」
佐「え・・・スズキさん、あとはお願いしていいですか」
A「スズキさんは、毎日が楽しいらしんです!」
佐「いや、気持ちを共有できないのと理解できないのとは違うから」
ス「そんなこといいましたっけ」
A「要約したんです」
佐「この人はすぐ要約するんですよ」
A「スズキさんは希望に満ちているらしいです」
ス「いやそういうわけでも」
佐「希望? 希望はゼロじゃないでしょう? ゼロじゃないよね」
A「『ゼロじゃない』? 『ゼロじゃない』?」
そして、帰りました。
電車でスズキさんがくれたガムはからくてスースーして驚きました。
「なにくれてんのよ! 言ってよ」
「眠いときいいですよ」
「眠くないし、もう眠ってもいいじゃない」
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