2014/04/15

神の子どもたちはみな踊る

神の子どもたちはみな踊る神の子どもたちはみな踊る
(2000/02)
村上 春樹

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この本は短編集で、わたしは最初の「UFOが釧路に降りる」が一番面白いと思った。
自分のことをからっぽな人間だと思っているからかも。
この本を読んで、10分前の男に「自分のことをからっぽって思うことがある」と言ったら、
「そんなことないよ」と励ますようにいうから、
「あなたも自分のことからっぽだって思うでしょ」といったら、
「思う」という。
自覚があるんだね。

「神の子どもたちはみな踊る」では、名前が「善也」。名前を聖書からとるというのは、すてきだと思う。突飛な付けかたじゃなければ。
上司は「ルツコ」さんだったけど、すてきだと思った。わたしの名前もセーフだと思う。
この小説の「ヨシヤ」は、ヨシュア記のヨシュアからとったものだとすると、セーフだと思う。でも冒頭「善也」と出てきて、ルビに「よしや」とあるのを読んで、ぞっとした。


いつか必ず読むとかたく思っている本は少なく、
神の子どもたちはみな踊るは、その1冊。
ほかに読むと決めている本は、トルストイの「光あるうち光の中を歩め」。実家に2冊もあるから。親戚か父か母か複数の人が買って、いまもなんとなくある本というのだから、わたしもと。




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